売掛金から差し引かれる振込手数料の取り扱い

売上側の振込手数料の取り扱い

売掛金などの債権を回収する際に、振り込みをしてもらって回収をしますが、その際は「振込手数料」の負担が生じます。

この振込手数料をどちらが負担をするかにより、消費税法上、取り扱いが異なりますので、覚えておきましょう。

1. 振込手数料を債権者が負担する場合

振込手数料を売上げをした側(債権者)が負担をする場合は、売上金額より少ない金額が振込まれることになります。

この時、会計上は次の通り仕訳を切ります。

① 商品等の売上時
借方 貸方
売掛金 1,000 売上 1,000
② 売掛金の回収時
借方 貸方
現金預金 970 売掛金 1,000
支払手数料 30

消費税法では、売上時に「課税資産の譲渡等」を認識し、回収時に支払手数料分(30)を「売上に係る対価の返還等」として処理します。

仕入れ税額控除として処理することも認容されていますが、問題文で特に指示が無い限りは、売上に係る対価の返還として処理すると覚えておきましょう。

2. 振込手数料を債務者が負担する場合

振込手数料を仕入れをした側(債務者)が負担をする場合は、売上側は特段の処理は不要です。