有価証券等の内外判定

● まえがき

有価証券等の譲渡・貸付けに係る内外判定は分かりにくいですが、本試験でも高頻度で出題されているため正確に覚えましょう。

なお、2018年(平成30年)の税制改正により、券面のない有価証券等の譲渡に係る消費税の内外判定が明確化されました。

● 有価証券等に関する内外判定の一覧

内容 原則 例外
有価証券(※1) 有価証券が所在していた場所 振替機関等が取り扱うもの → ハ
ゴルフ場利用株式等 → ヘ
登録国債 登録国債の登録をした機関の所在地
振替機関等(※2)が取り扱う有価証券等 その振替機関等の所在地
  • 有価証券に表示されるべき権利
  • 新株予約権等
  • 合名会社等の社員持分等
これらの権利又は持分に係る法人の本店、主たる事務所等の所在地 登録国債に係るもの → ロ
振替機関等が取り扱うもの → ハ
貸付金、預金、売掛金その他の金銭債権 その金銭債権に係る債権者の譲渡に係る事務所等の所在地 ヘの金銭債権 → ヘ
ゴルフ場利用株式等又は預託金に係る金銭債権 そのゴルフ場等の所在地
上記以外 → 所在場所不明 譲渡等を行う者のその譲渡等に係る事務所等の所在地

※1:有価証券には、国債、地方債、社債、株券、新株予約権証券、投資信託又は外国投資信託の受益証券、特定目的信託の受益証券、受益証券発行信託の受益証券、抵当証券などがあります。

※2:振替機関のイメージとしては 「株式等の電子化(ペーパレス化)に伴い現物化されなくなった株式等を管理するために、その株式等に関する情報を電子的に記録をして、その株式等に関する情報を管理している機関」 といったものです。

1. 国債のまとめ

図解による国債の内外判定のまとめ

登録済み登録機関の所在地
未登録+振替機関に登録あり振替機関の所在地
未登録+振替機関に登録なし+券面あり国債が所在していた場所
未登録+振替機関に登録なし+券面なし譲渡・貸付者の事務所等の所在地

2. 有価証券のまとめ

図解による有価証券の内外判定のまとめ

未登録+振替機関に登録あり振替機関の所在地
未登録+振替機関に登録なし+券面あり有価証券が所在していた場所
未登録+振替機関に登録なし+券面なし譲渡・貸付者の事務所等の所在地

3. 権利・持分のまとめ

図解による権利・持分の内外判定のまとめ

未登録+振替機関に登録あり振替機関の所在地
未登録+振替機関に登録なしこれらの権利又は持分に係る法人の本店、主たる事務所等の所在地

4. ゴルフ場利用株式等のまとめ

ゴルフ場利用株式等その施設等の所在地

なお、ゴルフ場利用株式等とは、主として以下の2つから構成されています。

① ゴルフ場などの施設利用に係る株式
② その施設に預託した金銭に係る金銭債権

5. 金銭債権のまとめ

貸付金、預金、売掛金などの金銭債権その金銭債権に係る債権者の譲渡に係る事務所等の所在地

● 参考